市販されているこのような”抗原検査キット”の精度はどうなのでしょう?
1.抗原検査キット:研究用とは
抗原検査キットですが、研究用と書かれているものは国で医療用として承認されていないのですね。
承認されていないのに、検査用としてたくさん売っているのは不自然な気がしますが、
あくまで医療としてではなく、個人個人が任意で使うもので何の保証もないのです。
では、研究用ではなく国で承認されたものは売っていないのか?
2021年8月現在、販売されていません。
ただし、国に承認された抗体検査キットはあります。承認されたものは販売されずに、おもに病院で医療用の判断として使われてるのです。
抗原検査キットは研究用しか市販されていないのが結論です。
2.抗体検査キットの使い方
承認されていないものなので、陽性陰性の判断として使ってはいけません。
では使い方として
➀緊急な用事で人と会って会話しなければいけない時
➁発熱した時
このような時に、念のため使ってみてはいかがでしょうか。
陽性の場合は用事は取りやめ、家族感染も注意し保健所に連絡して病院に行く。
陰性の場合は、偽陰性の可能性があるので今まで通り注意して行動する。
3.抗原検査とPCR検査
抗原検査と抗体検査は似ているけど全然違いますね。
厚生労働省のホームページより
検査種類 | 抗原定性検査 | 抗原定量検査 | PCR検査 |
〇調べるもの | ウイルスを特徴づける たんぱく質(抗原) | 同左 | ウイルスを特徴づける 遺伝子配列 |
〇精度 | 検出には、一定以上の ウイルスが必要 | 抗原定性検査より少ない量の ウイルスを検出できる | 抗原定性検査より少ない量の ウイルスを検出できる |
〇検査実施 場所 | 検体採取場所で実施 | 検体を検査機関に 搬送して実施 | 検体を検査機関に 搬送して実施 |
〇判定時間 | 約30分 | 約30分+検査機関への 搬送時間 | 数時間+検査時間への 搬送時間 |
抗原検査は、抗原定性検査と抗原定量検査の2種類あるようですが市販で買えるのは抗原定性検査のようですね。
PCR検査は遺伝子配列というすごそうな検査なので、精度が良いのでしょうか。
4.市販の抗原検査キット
上記2.のような使い方(体温を測るような感じでしょうか)で念のために使う気持ちで、常備してみてはいかがでしょうか。
唾液を出して検査するものと、口の中に入れて唾液をしみこませるものがあるようです。
*抗体検査と間違わないようにしてください。
下記のリンクで値段など確認してみてください。
抗原検査キット 8分判定 新型コロナウィルス 日本製 変異株対応 唾液検査 セルフ検査タイプ 研究用 (1)
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