
➀教えることを任されたけど、どうしたらいいのだろう?
➁チームを育てるにはどうしたらいいのだろう?
この本を読んで、➀自分が教える立場になった時の事の振り返り、➁「教える技術」の学びについて、この2つのポイントで考えてみます。
1.「体験談」初めて教える立場になった時
会社に働き始めた時は当然のように上司や先輩から仕事を教えてもらいながら夢中になって仕事を覚えました。
そしてある程度一人で出来るようになったころ、今度は教える立場になりますね。
始めて教えるという任務を任された時はとてもうれしかったです。一人前になった事を認められたのかな!と感じたからです。
その時は、1対1でしたがルーティンワーク以外は意外と難しかった記憶があります。
仕事は変革していかなければいけないので、自分も常に新しいことを調べながら実践していたので、何をどうするというマニュアルがない中で行っていました。ですので更に教えるというとなると、その人のレベルに合わせた課題を見つけて取り組むきっかけを教えなければいけませんでした。
所々で今までの知識を教えたのですが、分かっていたつもりの事が教えることにより、実際よく分かっていない事に気づくこともたくさんありました。
すごくいい経験でしたがその時は「教える技術」なんて考えませんでした。
この本では、「教える技術」を学びチームを成長させるためのものです。
2.「教える技術」できるプレーヤーができるマネージャーだとは限らない
この記事を読んでいただいている人は分かっていると思いますが、よくある話ですね。
活躍して大記録を持っている選手が監督になっても立派なチームになるとは限らないし、素晴らしい営業成績だった人が所長になってもその営業所の成績は良くなるとは限らない。
しかし、会社は素晴らしい成績だった人を昇進させ管理職や営業所長にさせますね。そして急にマネージメントが必要になるのです。スポーツ界でも同じようなことが言えると思います。
それがダメかというとそうではなく、優秀だった人はリスペクトされるので(人間性が極端に悪くなければですが)メンバーも一緒に頑張ろうという気持ちになるのです。ただし、教える技術を学ばないとチームとしての成績が向上しない場合が多いのですね。
なぜ、優れた業績を気づいた人間であるにもかかわらず、部下を育てられないのか?
その理由は「教え方を知らないから」という一点につきます。
部下を指導・育成するには、そのための「教え方」を学ぶ必要があるのです。
「教える技術」石田淳著
石田先生は言い切ってますね。「教える技術」一点だと。
良いプレーヤーは自分でやってきたことを、人に教えればいいと勘違いしている人が多いです。
もっと最悪なのは、自分が出来るから出来ないメンバーに対して「なんでこんなことが出来ないんだ!」と怒る人です。
本当によくある話で、チームがバラバラになるし精神の病人まで出てしまうのです。
では、どうすればいいのか考えてみましょう。
3.「教える技術」すべてのビジネスは行動の集積で出来ている

「頑張れ!」
ばかり言っていませんか?
「何を頑張ればいいのですか?」
運動会じゃないですから、「頑張れ!」を連呼しても何も変わらないですね。自分も言ってますが(汗)
結果ばかりを見ているのでそういう表現になってしまうのですね。
ですので、目次のように「ビジネスは行動の集積で出来ている」ので、結果をみないで行動に注目せよ!という事です。
結果が悪いのは行動が悪いから、行動が間違っていたのならその行動を変える。行動の意味が無かったら、行動を教えて実践してもらう。
言い換えると、結果より仮定。結果より取り組み。その取り組み方をどう教えるかが「教える技術」という事でしょうか。
「成果につながる、望ましい行動」は必ずあり、それを繰り返し実践していけば、間違いなく結果にあらわれます。
「行動」に着目する。これこそが「教える技術」の最大のポイントです。
「教える技術」石田淳著
この本は、事例をに沿って書かれているのでとても読みやすいです。是非読んでみてください。
マーケティング関してはこちら>>村上佳代著「マンガでわかるWebマーケティング」
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