企業のSNS活用事例!【必読】公式SNS「中の人」企業ファンのつくり方

公式SNS中の人book

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企業のSNSをこれから担当する方、SNSを始めたがフォロワーがなかなか増えなく困っている方。

他企業のSNSを見て勉強していると思いますが、どのような考えで運営しているのか参考にしたいですね。

この本、【公式SNS「中の人」が明かす企業ファンのつくり方】に各社(セガ、キングジム、タカラトミー、タニタ、東急ハンズ、井村屋)のTwitterの運営について書かれていますので参考になると思います。

タニタのTwitterの中の人はこちらの記事で紹介しています。

1.企業のSNS活用の考え

僕が働いている会社ではTwitterはやっていないので勉強不足だったのですが、10年以上前から始めている企業が多いのですね。

専任の人は1人だったり3人だったりしますが、企業の広報役としてスピード感を持って毎日ツイートするのは大変なことです。

今僕が見ている「タカラトミー」社のツイート数は約20万ツイート!2010年5月からのようですので、およそ10年間です。

2万ツイート/1年になりますから、55ツイート/1日。RT(リツイート)やリプライ(返信)が含まれますが、毎日すごいですね。しかしその結果2021年3月の時点で、37万5千人のフォロワーとなっています。

Twitter自体は無料なのでコストはかかりませんが、これだけツイートするには他の業務は出来ないので専任の人の人件費がすべてTwitterの広告費となるわけですね。1千万~2千万/年でしょう。

テレビCMが民放キー局で一般的に15秒で100万/1回(企画や撮影料など除く、単純な放映料)と言われていますので、10回~20回放送したら同じ額になりますね。

どちらが効果があるでしょうか?

2021年時点で、テレビ広告費1.8兆円をYouTubeやWeb広告が逆転したようですから、企業にとってSNSの役割が大きく変わっているのですね。

2.SNS担当者「中の人」の考え

人気がある公式SNSはメーカーや製品のPRより挨拶やトレンド情報などが多く、リプライ(返信)もたくさんしています。Twitterの「中の人」は製品PRの使命はそれほどなく、ファンを作る事が目的でありその為に人間の味を出しています。

やはり、企業:人ではなく、人:人が重要なのですね。

アイドル、政治家、芸能人、スポーツ選手などの有名人はもともとファンや関心がある人が多いので、フォロワーはすぐに増えると思いますが、企業は会社ですからファンはいるとは思いますが少し状況が違います。企業の中の誰か分かりませんから。(一部の企業では公表していますか?)

ですので、「中の人」は140文字での表現はすごく重要で、ある意味企業の顔ですから、その人の人間味に左右されると思います。苦労はあまり書かれていませんが、悩むことも多いでしょう。

しかし皆さん誇りをもって取り組んでいますので、苦労が多いだけやりがいもある仕事になっているようです。特に、企業同士のからみは「中の人」ならではの特権ですので、お互いのモチベーション維持にもつながっていると思います。

3.SNS炎上の恐れ

Twitterは手軽に発信できるがゆえに、炎上のリスクも多いです。この本では触れていませんが、タカラトミー社の炎上の件はご存じでしょうか。

「#個人情報を勝手に暴露します」というハッシュタグがトレンド入りした時に便乗し、リカちゃん情報と共に、「久しぶりに電話したら、昨日の夜はクリームシチュー食べたって教えてくれました。こんなおじさんにも優しくしてくれるリカちゃん……」とツイートしたのです。(今は削除されています)

皆さんどう思いますか?

女児への性犯罪を連想させる!として炎上し、謝罪の追い込まれしばらくTwitterを封鎖したのです。「そこまで…」と思う方も多いともいますが、それ以前にも危ないツイートがあったようなので大きな炎上になったのかもしれません。擁護した人もたくさんいます。

アンチの人も多いはずですので、芸能人の炎上のように公式企業のアカウントの炎上もちょっとしたニュアンスで起こってしまいます。

毎日毎日、大会社の顔としてファンと寄り添うのは並大抵の事ではありません。会社員として尊敬します。

4.B to C から C to C へ

YouTubeやメルカリなど企業からの一方的な情報発信から、個人から個人への発信の時代に変わってきています。

企業の人気公式アカウントは、企業内の個人の発信になっています。看板は背負っているけど個人の人間の味を出しています。その個人がフォローされているのですね。

Twitterを利用した企業ファンを作る事は企業にとってどれだけ価値があるかの判断は難しいですが、この本に紹介されている企業は間違いなく成功しています。

しかしSNSやネットの世界は進化のスピードが速いです。成功している企業は10年ほど継続しているので今からスタートしようとしている企業は新しい作戦がいいと思いますがどうでしょうか。

ひとまず、中の人の考えを参考にしてみてください。

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