こんにちは。アラフィフのサラリーマンです。
僕が会社に入って配属が決まり、先輩方や部門の人たちを見た時に下記のように思いました。
「係長」くらいにはなれるかな?
「課長」はむずかしいかな!
係長、課長、部長になるほど狭き門ですから、難しいですよね。みなさんはどうでしたか?
もし、出世したければ僕の体験談と、僕が思ったことを書きますので参考にしてください。もちろんやり残した事もたくさんあります。
僕は現在、東証一部上場企業の部長で、年収1,000万円以上をコンスタントにもらっています。たいした学歴ではないですが、同期の中で2番目の速さで部長になりました。
僕は現在メーカーで開発の仕事をしています。工場や営業で働いている人も参考になると思います。年代別に取り組んできてよかった事、もっとやっておけばよかった事を書いてみます。
1.会社での出世「20代」
まじめな上司に出会い、上司と対等に技術の話が出来るように、日々夢中で仕事に取り組んでいました。しかし仕事の楽しさはほとんど無く、自分が考えたことがうまくいかなかったり、失敗したりして毎週の月曜日のミーティングが嫌でした。怒るような人はいませんでしたが、進捗がなく「進んでいません」というのが嫌だったからです。
僕の上司は1人でコツコツやるタイプでしたので、自分も問題にぶつかった時には誰の力も借りずに1人で解決しようといつも思っていました。
問題が解決したときには達成感がありますが、すぐに次の問題が発生するような日々が続きました。
しかし、休日は先輩たちとゴルフに行ったり、仲間とドライブなどに行ったりしていたので楽しい日々を過ごしリフレッシュ出来ていたと思います。
数年たち仕事にだんだん慣れてくると、難しさも増し更に任せられる仕事も多くなってきました。だんだん夜の帰りが遅くなってきて、休日も1人で出社して仕事をするような日々が続くようになってきました。
自業自得なのですが、次第に体調が悪くなりしばらく我慢していたのですが、とうとう「うつ病」という診断で会社を休む事になってしまいました。
体調がすぐれない人は参考にしてください。
20代で体調を崩しました!
体調はすっきしりなかったのですが、数ヶ月で会社に復帰してなんとか仕事が出来るようになりました。復帰してからは1人で仕事を抱え込むのはやめてみんなで共有するようにしました。みんなで考えるようにした結果、自分の仕事の負荷(気持ちの負荷)は減り、なおかつ成果も大きく出るようになっていきました。
自分1人では出来ないという考え方と、仕事の視点を変えて、やみくもに実行するのではなく頭を使って行動するようにしたのです。
視点を変える(頭を使う)という意味で少し脱線します。僕が読んだ本の応用ですが、例えば工場でルーティンワークを行っている人はどのように考えて仕事をしていますか?
工場でルーティンワークを行っている人:今の作業を見直してみましょう。例えば不良率の基準が0.1%以下だとしたら、不良が出ても基準内ならOKですか?なぜ不良が出るのか統計を取ってみましょう。お昼休み前に必ず不良が出る。天気が悪い日に不良が出る。そのような統計を取ることにより不良の発生の原因がつかめるかもしれません。ルーティンワークだから仕事をこなすのではなく、頭を使い仕事を改善してみましょう。仕事が楽しくなると思います。
営業の人の応用です。
営業の人:車の営業を例として夫婦でお客さんが来た時、だれに対して話をしていますか?家の車でしたらご主人ですね。ただし、決定権は奥さんの場合が多いのではないでしょうか。我が家がそうです。(笑) ご主人に話をするふりをして奥さんが欲しい車種、グレードを勧めましょう。奥さんがダメと言えば絶対買いません。
すみません。本に書いてあったのでなんとなく考えてみました。自分の事とは関係ないです。
ビジネス書は結構高いですし、自分のレベルに合っているか分からないので購入するのは不安ですね。
最近知ったのですが、書籍が要約されている(音声でも聞ける)1冊10分 本の要約flier(フライヤー)というサービスがあります。10分程度で読めるように要約されているので、興味があったら購入するというように本の選定が出来ます。海外でも普及しているようなのでよかったら確認してみて下さい。20冊程度は無料のサービスがあります。
2.会社での出世「30代前半」
30代はもう大変です!自分の事だけでなく後輩の面倒も見なくてはいけなくなりますね。でもこれが勉強になるのです。自分で分かっていたつもりの事が、説明できない。結局よく分かっていなかったのです。
これからは女性社員もたくさん入社すると思いますので、苦手意識を無くしましょう。会社にいるアラフォーの女性も、女子社員は苦手だと言っていました。
女性社員の扱い方について、こちらの記事に書いています。
でもみなさん。後輩の面倒を任されるという事は一人前という事です。自分の仕事もろくに出来ない人にはお願いしませんから。僕も新入社員が入るたびに何年か教育を行いましたが、自分の為になりますよ。まさか、仕事が多くなるからって言って、後輩の指導を断る人はいないでしょう。
勉強でも仕事でも、人に教えるという事は自分の為になるので積極的に!
それと、重要な事があります。
僕はこの頃、新入社員研修のリーダーと、会社の研修スタッフを会社から頼まれて行いました。
何それ?という感じだと思いますが、要するに会社の研修に参加するのではなく、運営側の一員となって活動することです。これは何がいいかと言いますと同じ位の年齢の社員が様々な部署から集まり、話し合いながら活動することにより会社内の知り合いがたくさん出来るという価値があるのです。
営業部、開発部や生産部の今まで一緒に仕事をしたことがない人と知り合えることにより、後々の財産になるのです。やはり仕事は社内であっても人と人とのコミュニケーションが大事ですから、困ったときに助けてもらえるようになるのです。
同じ会社の人間ですから、たった数日の活動であっても、名前と顔を知っているだけですごく仕事がしやすくなり、仕事のスピードアップ、大きな成果につながります。
(後々に分かりますが、新しい仕事をするときに一番大変なのが会社の組織の壁です。)
ただし、自分の事とは言いませんが、このような運営側の活動に呼ばれるような人間になっていなくてはダメです。20代のころからの積み重ねを見られており、一生懸命仕事をしない人、協調性が無い人間は選ばれません。
積極的に会社のイベントに参加して、社内の人脈をつくりましょう。
イベント=飲み会の事ではないですよ。
更に、この頃は会社の組合の役員も行いました。ここでも、普段仕事を一緒にしない人と活動が出来て顔見知りがたくさん出来ました。組合の活動に関しては積極的な時代ではなかった(労使一体)ので、活動自体はあまり行いませんでしたが人脈はたくさん出来ました。(活動はさぼっていました!)
会社での活動から横道にそれますが、この時期は結婚や育児が重なり嬉しいのですが、家庭と仕事を両立させなくてはいけないので大変です。今の時代は仕事だけやってればいい時代ではないので、家族の事もしっかり考えましょう。会社には代わりがいますが、家族にはあなたの代わりはいないのです。
3.会社での出世「30代後半から、40代前半」
30代後半になると、係長クラスになる年齢です。昇進について注意しておくことがあります。
同期や後輩が先に昇進することもあるでしょう。ここで「なんで!」と腐ってはダメです。もし他部署での事でしたら、その部署の事情があるのです。あなたより能力が劣っていても、その部署には他に適した人がいなかったり、たまたまその部署の業績が良かったりすれば昇進時期の差が出ます。
この時こそ、会社はあなたを見ています。同年齢の周りの人たちが昇進しても、腐らずまじめに取り組む姿が必要なのです。上のポジションに空きがなくても少し待てばポジションがつくられることでしょう。
実はこれ、自分の事を言っているのです。
僕の場合は、周りの昇進ではなく自分のポジションがなかったのです。係長になってからは頑張っても課長のポジションもなさそうだし、なんとなく目標を見失ってしまったのですね。
しかも、その時の上司が尊敬できる人ではなかったため、何のために頑張っているのか分からなくなってしまったのです。僕の成果がすべて上司の為のようになり、数年間は流して仕事をしてしまいました。(決して昇進の為だけに、仕事をしているのではないですが…)
今思うと、この数年間は本当に無駄でした。上司の事など考えずにもっと一生懸命仕事をすればよかったと後悔しています。みなさんもダメな上司の部下になってしまっても投げやりにならないでくださいね。自分が損します。
結局、数年たち、会社も見抜いていてその上司はいなくなり、自分がそのポジションに入りました。
4.会社での出世「40代後半~」
みなさん、中間管理職「課長」ってどう思ってますか。あなたの上司や周りの課長さん元気ですか?
課長って、チョー楽しいですよ!
まずは、自分が出来る仕事の範囲が広がるのです。金額で言えば100万程度の仕事の範囲が、2,000万、3,000万円まで自分の発案で仕事が出来るようになります。
なおかつ、1人で頑張るのではなく課のメンバーと一緒に出来るのです。僕が恵まれていたのは、課のメンバーたちは入社のころから一緒に仕事をしてきたので信頼関係がすでにあったことでした。
ですので、自分の提案したことをメンバーも頑張って実行してくれるし、メンバーが頑張っていると自分も頑張らなくては!ってなるのです。やはり重要なのは人間関係ですね。メンバーがどうすれば頑張ってくれるかを考えましたし、自分も負けてはいられないと思って取り組んでいました。
みんなが頑張るためには、課題が重要になります。「事業を大きくする」「利益率を上げる」など結果が分かりやすい目標を提案し取り組んできました。課長が失敗しても部長の責任になるからいいのです!
中間管理職という言葉を悪い方向にとらえないようにしましょう。上から成果を要求され、下から文句を言われる。違いますよ!ちょっと言い方が悪いですが、上と下を上手に使うのです。自分が頂点に立ってコントロールするイメージです。
このように取り組んでいると、一人ではないのでいろいろなことが並列で出来るようになってきます。
ちなみに、あなたの会社には昇格の為の論文試験などがありますか?「会社をどのようにしていきたいか?」などを書かせる会社は多いようです。論文のポイントは、誰でも書けるような絵にかいた餅ではダメです。
空想だけで、今まで何も行動してこなかったのではただの「頭でっかち」と思われます。ですので、課長になったら事業に貢献するようなことを考え少しずつ実行していきましょう。書籍などで他社の事例やセミナーなど積極的に参加し学びましょう。
もし論文などを提出するようなことがあれば、自分の実行したことを書いてその延長で、会社をどうしていきたいかを書きましょう。その内容が読み手に取ってほぼ同感する内容か、もしくは少し上をいくような考えがちょうどいいのです。
昇進のための、昇格用論文などがある会社の人は参考にしてください。読み手が何を求めているかを考えることが重要です。
5.会社での出世「アラフィフ」
今この時点で、僕はアラフィフで部長職ですが振り返ると20代が一番大変でした。
しかし体調を崩したこともあり、自分の考えを変えて取り組んできました。その成果もあって30代以降どんどん仕事が楽になってきました。しかし、頭はしっかり使い成果を上げてきました。会社には給料以上に貢献している自負があります。
今こうして、この記事を書いているのも仕事に余裕が出来て、何か違う事もやりたいなと思っているからです。
昇進だけがすべてではないですが、頑張ったことが世の中に認められるという事はうれしいことです。また、自分で考えた大きなことが出来るようになります。もちろん協力してくれたメンバーには感謝しており、自分のメンバーは周りより早く昇進させることを目標としています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。みなさんも一度の人生なので頑張ってください。僕もまだまだ会社で頑張り、他の事も色々体験したいと思っています。
ありがとうございました!
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